Linux Mint で古いカーネルを削除する方法は2通りあります。
事前確認(必須)
まず現在使用中のカーネルを確認します。
bash
uname -r
次にインストール済みのカーネルを一覧表示します。
bash
dpkg --list | grep linux-image
現在使用中のカーネルは絶対に削除しないでください。
方法1:アップデートマネージャー(GUI・推奨)
アップデートマネージャーを開く
アップデートマネージャーを開くタスクバーのシールドアイコンをクリックするか、メニューから「アップデートマネージャー」を起動します。
パスワードの入力を求められたら、ログインパスワードを入力してください。

上メニューから「表示」→「Linux カーネル」
「表示」メニューを開くウィンドウ上部のメニューバーにある「表示 (View)」をクリックします。「Linux カーネル」を選択ドロップダウンメニューから「Linux カーネル (Linux kernels)」を選択します。カーネル管理画面が開きます。

次ような警告が現れる場合があります。

古いカーネルを選択して「削除」
現在使用中のカーネルを確認する一覧に「現在使用中 (active)」とマークされたカーネルが表示されます。これは絶対に削除しないでください。また、念のため1つ前の安定バージョンも残しておくことをおすすめします。
古いカーネルを選択して削除削除したい古いカーネルの行をクリックして選択し、「削除 (Remove)」ボタンを押します。確認ダイアログが表示されるので「OK」または「続行」を選択します。

カーネルを一括削除ボタンを押す


再起動して確認削除が完了したら再起動します。起動後に uname -r を実行して、現在のカーネルが正常に動いていることを確認してください。
注意点をいくつかまとめておきます:
activeと表示されているカーネルは削除不可(グレーアウトされていることが多い)- 安全のため、現在使用中カーネルの1つ前のバージョンも残しておくと安心
- Linux Mint のバージョンによってはメニューの表記が若干異なる場合があります(Mint 21以降は「表示」→「Linux カーネル」が標準的な場所)
方法2:ターミナル(CLI)
古いバージョン(例:6.1.0-12)を削除するには:
bash
sudo apt remove --purge linux-image-6.1.0-12-generic
sudo apt remove --purge linux-headers-6.1.0-12-generic
sudo apt autoremove
削除後、GRUBを更新します:
bash
sudo update-grub
ターミナルでの削除手順を詳しく説明します。
事前確認
まず現在のカーネルと一覧を確認します:
bash
# 現在使用中のカーネル(これは絶対削除しない)
uname -r
# インストール済みカーネルをすべて表示
dpkg --list | grep linux-image
出力例:
ii linux-image-5.15.0-91-generic ... # 古い → 削除対象
ii linux-image-5.15.0-105-generic ... # 現在使用中 → 残す
削除コマンドの構成
コマンドの各部分が何をしているか図で見てみましょう。

実際の削除手順(コピペ用)
ステップ1:削除するカーネル名を確認
bash
dpkg –list | grep linux-image
出力の左端が ii のものがインストール済みです。現在使用中は uname -r の結果と照合して除外します。
ステップ2:カーネル本体を削除
bash
sudo apt remove --purge linux-image-X.X.X-generic
ステップ3:対応するヘッダーも削除(あれば)
bash
sudo apt remove --purge linux-headers-X.X.X-generic
sudo apt remove --purge linux-headers-X.X.X
ステップ4:不要な依存パッケージを自動削除
bash
sudo apt autoremove
ステップ5:GRUBを更新
bash
sudo update-grub
--purge をつける理由
remove だけだと設定ファイルが /etc/ などに残ります。カーネルの場合は設定ファイルが残っても実害はほぼありませんが、--purge をつけておくと完全にきれいになります。
よくあるミス
X.X.Xの部分をuname -rの出力と間違えて現在のカーネルを削除しようとする → apt がブロックしてくれることが多いですが、必ず二重確認を-genericの末尾を忘れる → パッケージが見つからずエラーになります